車検に引っかかったらどうする?運転できないの?

車検場にて検査に通らない場合は車検を取ることできません。しかし、然るべき対処をして再び車検を受ければ車検を通すことができます。一度車検を受けると検査料金などがかかりますので、一度の車検でパスしたいものです。車検に通らなかった場合の対処方法についてご紹介します。

 

1日3回までは検査場に入場可能

もし、車検に受かる自信がない時には、なるべく朝早く車検を受けるようにしましょう。車検は、一度落ちても1日3回までは再検査を受けるためにラインに入ることができるためです。もし、自分で治せる程度の不具合内容であれば、直してその日のうちに車検場に車を持ち込めば、余計な出費を発生させずに車検に合格できます。例えば、ウインカーなどの灯火類が切れている場合は、最寄りのカー用品店などに行きランプを購入して自分で交換すれば、リーズナブルな価格で修理できます。タイヤの溝が少ない場合も、該当するタイヤを交換すれば、再び車検場にて検査を受け合格できます。ただし、タイヤ交換の際には最低フロント、もしくはリアの2本単位での交換をお勧めします。アライメントが狂ってしまう可能性があるからです。

 

車検場にて不合格になりやすい項目をご紹介

車検場にて特に不合格になりやすいのは、ヘッドライトの光軸調整とサイドスリップ検査です。
ヘッドライトの光軸調整は、下に向きすぎていると遠方まで十分に光が届かず危険ですし、上に向きすぎていると対向車に眩しい思いをさせてしまいます。そのため、角度は厳密に調整することが求められています。サイドスリップ検査は、車がまっすぐに走るかどうかをチェックするものです。不合格になる場合は、タイヤの磨耗状態がバランスが悪いか、タイヤのアライメントが狂っている場合があります。タイヤのアライメントは、駐車する際に縁石にタイヤをぶつけてしまったり、悪路などデコボコした道を長距離走った場合に狂ってしまったりします。何年間も車に乗っていると、普通に乗っていても狂ってしまいやすいものです。

 

不合格になった場合は、予備車検場を利用する

多くの車検場の近くには、民間の予備車検場があります。民間の設備ですので、有料とはなりますが、平均相場としては約5,000円程度のリーズナブルな価格で利用可能です。予備車検場では、車検で行われる試験を全て行うことができます。予備車検場を利用するメリットとしては、光軸調整やサイドスリップ調整など、規定値を満たしていない場合は、予備車検場の作業員が調整してくれることです。自分で調整する必要がないので、車の知識があまりない人でも車検に通るレベルまで車を調整してもらえます。
実際に車検場にて不合格にならないためにも、あらかじめ予備車検場を利用してから本番に臨むのがオススメと言えるでしょう。
一度、不合格になっても車検満了日までであれば、何度でも車検を受けられますので、しっかりと車を整備して本番に臨みましょう。