車検後にトラブルが出た場合はどうする?

車検が終わって一安心していた矢先に車にトラブルがというケースもそんなに珍しい話ではありません。きちんと点検してくれていたはずなのにと不安になるかもしれません。こんな車検直後のトラブル時にどうすればいいか、転ばぬ先の杖として知っておくと役に立つかもしれません。

 

車検後のトラブル、まずは車検依頼先に相談

車検後のトラブルで真っ先にすることは、車検を行った業者さんに相談することです。車検項目内であれば無償でトラブル箇所を治してくれます。ただ、気をつけたいのがタイヤのパンクや急なエンジン不調などディーラーや車屋などでも不測の事態でのトラブルです。これらのトラブルは車検とは関係ないことが殆どです。たまたま車検直後に車が故障してしまっただけのケースでは有償での修理になります。車検直後なので、業者に何か不手際があるか疑いたくなる気持ちも理解できますが、車検直後に偶然の故障が重なることも珍しくないので業者に対して最初から感情的になるのは禁物です。あくまでも、車検直後での無償修理は、車検項目内でディーラーや車屋が個別に調節、補修、部品交換を行った箇所についてのみということを忘れないでください。

 

車検項目なのに有償での修理になることもある

さらに気をつけたいのが車検項目内のトラブルにも関わらず修理にお金がかかる可能性もあるということです。まず気をつけておきたいのが、車検後トラブルの保証期間です。整備保証期間とも言われますが、この期間外でのトラブルは全て有償になってしまいます。正規ディーラーの場合は次の車検まで整備保証期間を設けているところも珍しくありません。しかし、正規ディーラー以外の車検の場合は半年、3ヶ月、1ヶ月など整備保証期間が短い場合が多いので事前に確認する必要があります。特に車検代行などでは、その費用がかなり安くなっているという大きなメリットがある分整備保証期間を全く設けていないことも稀ではありませんので利用する際は注意が必要です。車検費用がそのまま、車検後のアフターサービスにも直結してくると言っても言い過ぎではありません。

 

免責事項にも必ず目を通しておこう

車検後の故障でトラブルになりやすいのが免責事項です。整備保証期間内であっても免責事項に抵触した場合は無償修理を行ってくれないケースがあります。特に多いのが、パーツ交換や簡易修理などを他の業者に頼んでしまっている場合です。1度他の業者の手が入ってしまっていると、整備保証期間内であってもお断りされることがあります。車検の時に交換しているパーツが違ったり、補修内容が違っていると業者はすぐにわかります。ですので、何らかのトラブルがあった際は真っ先に車検を頼んだ業者に依頼するのが得策です。免責事項に触れてしまったがために、車検直後のトラブルであっても対応してくれないということにならないためにも、免責事項を十分に確認しておく必要があります。