車検で受け取れる代車は選べる?選べない?

車検を依頼するときには一時的にとはいえ、車が手元から離れてしまいます。車検を行っている間は代車を依頼して出してもらうという対策がありますが、運転しやすい車を選んで代車として提供してもらえるのでしょうか。

 

代車は決まっているのが一般的

正規ディーラーに車検を依頼したときには日時を決めると車を取りに来てくれて、その代わりに代車を置いていってくれます。民間の車検専門店などに車検を依頼したときにも、予め申し込みをしておくと車を持っていったときに代車を出してくれるサービスを利用できる場合があるでしょう。車検の際に出してくれる代車の車種は必ずしも自分の車と一致するわけではありません。業者によって代車として提供する車種が決まっていて、それが用意されているのが一般的です。業者によっては特にその点について説明するのを忘れてしまい、当日になって想定していなかったような車が用意されているのを知ったという状況に陥る場合もあるので注意しておきましょう。

 

代車の変更は事前に相談

代車は業者によって基本的に提供する車種が決まっていますが、それが絶対というわけではありません。代車を出してもらうと決めていた場合には、事前にその相談も業者を行っているでしょう。そのときに車種について相談しておくと自分で選べる場合があります。数種類の候補を挙げてくれて、その中であれば手配できるという対応をしてもらえるでしょう。もしその中にも候補のものがないという場合には交渉をすると応じてくれる可能性があります。同じ車種にして欲しいという要望を出す人は多く、レンタカー事業を行っているディーラーの場合には近隣のレンタカーから探して準備するという対応を取ってくれるでしょう。まずは事前に相談しておくのが代車の変更の基本です。

 

代車が出てから変更も可能

この代車でも大丈夫だろうと判断して乗ってみたものの、どうにも乗りづらくて困ってしまったという状況でも焦る必要はありません。代車を出してもらった後でも、運転しづらいから変更したいと告げれば対応してくれるでしょう。業者側としては代車が運転しづらいのが原因で事故を起こしてしまう方が大きな問題であり、不安がある人であれば代車はやはり同じ車種にしようと配慮してくれます。車検を依頼した車よりもグレードが高いものを準備してくれるという対応はあまりありませんが、同じ車種か同等のランクの車になら変更してくれることが多いのでまずは申し出てみましょう。車検が翌日以降までかかってしまうようなときには我慢せずにすぐに申し出ておくのが賢明です。