車検を短時間で終わらせる方法はないの?

車検をするのには時間がかかるのが問題になって、しばしば期限近くまで延ばしてしまう人がいます。短時間で終わらせられたら良いのにと考えるのももっともですが、何とかして短時間で車検を終わらせるようにできないのでしょうか。

 

ディーラー車検が長い理由とは

ディーラー車検を受けるのは多くの人が選択する車検の方法ですが、かかる時間という点からは最も長くなりやすいのが特徴です。車検は基本的には法定点検を行えば良く、基準に適合するように適切な整備を行えば問題は発生しません。しかし、ディーラーに車検を依頼したときには、次に行われる車検までの間にトラブルが発生しないように隅々まで点検を行い、行き渡った整備を行うように心がけます。その結果として数時間で車検が終わらず、数日に渡って車を預かる形式で車検が実施されているのです。ディーラー車検でも担当者と交渉をすれば短くしてもらえる場合がありますが、せいぜい半日から一日程度にまで車検の時間を短くするのが精一杯でしょう。

 

工夫次第で車検は短くできる

車検は法定点検だけを行うという方針を取れば短時間で終えられるようになります。車検専門のフランチャイズ店やガソリンスタンド、カー用品店などで実施されている車検は通常は法定点検だけを行っているのが特徴です。そのため、作業内容自体は少ないので短い時間で終えられるようになっています。しかし、実際には半日から一日程度を必要としている業者も多いでしょう。より短時間で終わらせるためには人員を増やす必要があるからです。一人で行っても慣れている人であれば一時間未満で終えられるのは確かですが、すぐに手が空いている人が点検を始められるとは限らないでしょう。複数人が取り掛かれるような状況がいつも整っているとも限らないのである程度は時間がかからざるを得ません。

 

スピード重視の車検もある

条件を予め整えておけばスピード重視の車検も行えます。車を持ってきてくれたときに必ず数人の担当者の手が空いている状態になっていて、速やかに車検に取り掛かれるようにすれば良いだけだからです。その体制を整えて40分から45分での車検を行ってくれる車検専門店も登場しています。そのような体制を整えるために予約制になっていて、定められた時間に車を持ってきて、終わったらすぐに引き取らなければならないシステムになっているのが一般的です。短時間で車検を終えたいと考えたら利用を検討してみましょう。一ヶ月程度前に予約をするシステムになっている場合が多いので、先延ばしにしてしまわずに必要時にはすぐに連絡するのが安全策です。