メンテナンスが車検にいい効果を示す!

車のメンテナンスを適切に行っていくと車検も通りやすくなります。車検はメンテナンスの一種と誤解してしまう人もいますが、両者を区別した上で密接な関係にあるという事実を理解しておくとメンテナンスをする意味を理解できるでしょう。

 

車検とメンテナンスの違い

車を走れる状態にするという意味では同じように思えてしまうのが車検とメンテナンスですが、この二つには根本的な違いがあります。車検は法律上、車を公道を走行できるようにするために必要な手続きであり、最低限の動作をするかを確認するための20項目をクリアしているかどうかを検査するものです。それに対してメンテナンスは広い意味で言えば安全かつ快適に運転できる状態を維持するための手入れを意味しています。より狭い意味では12ヶ月点検や24ヶ月点検などの法定点検を意味していますが、項目だけでもそれぞれ26項目、56項目あって車検よりも細かなところまで点検を行っているのは一目瞭然でしょう。その結果に合わせて整備をするのがメンテナンスと言えます。

 

メンテナンスをすると車検に通りやすい

平たく言ってしまえば車検を通すための整備の実施とメンテナンスの実施は包含関係にあります。広義で言うところのメンテナンスは車検のための整備を包含しているので、メンテナンスを適切に行っていれば車検は通せるようになるはずです。メンテナンスは故障を防ぎ、当面は安全に運転できるように万全な状態を維持するのが目的になっています。車検で調べる下回りや足回り、ライトやブレーキなどの基本的な項目もより安全に耐久性高く利用できるかどうかを判断して整備するのが通常です。それ以外の項目についてもよく確認をして適切な状態にするのがメンテナンスなので、定期的にメンテナンスを行っていれば車検のときに特に整備をしなくても通せるでしょう。

 

車検のときにメンテナンスも可能

いつも車を快適に運転できるようにしたいという人は気づいたときにメンテナンスをする習慣があるかもしれません。しかし、習慣化していないとなかなかできないのも確かであり、車検のときに不安になってしまうでしょう。逆転の発想をして車検を機会にメンテナンスをするのも可能です。ディーラー車検のときには簡単な点検と整備だけでなく、細かな部分までメンテナンスを行ってくれるサービスを提供しています。また、車検を受ける前に整備工場などで全体のメンテナンスを依頼しても良いでしょう。自分でできるという人の場合には車検を機会にして自分で行っても構いません。二年に一度の大きなメンテナンスを行うタイミングとして車検を活用しましょう。